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≪DVD特典≫
・獣の仕業による全編副音声コメンタリー
・上演台本データ
■内容■
獣の仕業 第十四回公演
マクベス [Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,]
脚本:W・シェイクスピア
翻訳:坪内逍遥
脚色・演出:立夏
上演時間:約100分
■物語■
スコットランドの武将マクベスは荒れ地で三人の魔女に予言めいた祝辞を受ける。
「マクベス様、万歳、ゆくゆくは王様とならっしゃるマクベス様!」
夫人の熱狂的な後押しもあり、マクベスは王ダンカンを暗殺し王位を手に入れるが、王位を失う恐怖から次々と手を血で汚していき……。
この悲劇の種と仕掛けは、人間の欲望によるものかそれとも魔術の悪知恵か、あるいは、運命の采配か。
■キャスト■
マクベス/Macbeth(武将)…小林龍二
マクベス夫人/Lady Macbeth(マクベスの妻)…雑賀玲衣
ダンカン/Duncan(スコットランド王)、ヘケート/Hecate(月と魔術の女神)…長瀬巧
バンクォー/Banquo(武将)…恩田純也
マクダフ/Macduff(スコットランド貴族)…今村貴登
第三の魔女/Third Witch、マルコム/Malcolm(王子、ダンカンの息子)…きえる
第二の魔女/Second Witch、フリーアンス/Fleance(バンクォーの息子)…野崎涼子(salty rock)
第一の魔女/First Witch、シートン/Seyton(マクベスの鎧持ち)…手塚優希
■スタッフ■
舞台監督:小林龍二
照明:寺田香織
音響:新直人(salty rock/零's Record)
撮影・配信:U-3
殺陣指導:長瀬巧
ヘア&メイク:雑賀玲衣
衣装・小道具:きえる
写真撮影:加藤春日
宣伝美術:塩澤亜美子
制作:手塚優希
■演出ノート:「魔術的身体で、運命と闘う」
魔女が操るもの、そしてマクベス達が翻弄されるもの。それらは作中で魔術、まじない、あるいは「運命」と称される。人間の理解を超え、コントロールすることのできない運命というものがもしあるならば、それはどのように編み出され、そしてどのように抗われるのか。
獣の仕業では劇団での既存の身体表現に加えて、実在する魔術理論や贖罪規定の作法を採用し、舞台上に「魔術的身体」を表現する。
運命と共闘する者、打ち勝とうと抗う者、両方の意味を込めて「運命と闘う」とした。魔術、運命そして人間の絶望と希望が悲劇的に行き交う。
最後の一瞬のマクベスの決断を、見届けてほしい。(代表 立夏)